今日のお題:「断捨離」と「捨てられないもの」
数年前に、私は「断捨離」を決行しました。思い切って捨てたモノは、なんとゴミ袋40袋以上。その8割が自分の洋服や小物で、部屋の景色と空気もガラリと変わるほどスッキリとしたのを今でも覚えています。
けれども、まだ終わっていませんでした。物置部屋という「とりあえず保留」の空間が残っていたのです。(ちなみに娘夫婦+孫3人と一緒に住んでます。)
その部屋には、イベントグッズやレジャー用品といった季節モノに紛れて、どうしても捨てられないモノたちがぎゅうぎゅうに肩を寄せ合っています。
例えば…
-
家族で盛り上がったボードゲーム
-
立派すぎて処分のタイミングが難しい娘の七段飾り雛人形
-
スマホのない時代の大量の写真
-
孫たちが赤ちゃんだった頃の思い出グッズ
-
掃除用具(使うのは年に数回)
-
アパレル時代の思い出のトルソー2体
-
進級してもすぐに捨てられない教科書類や、図工の作品
どれも「また使うかも」「思い出があるから」と捨てられない理由があるんですよね。私も少しずつ整理してはいるのですが、最近はついに「お手上げ状態」になりつつあります。
中でも一番の難関は、「写真」。
先日、田舎に帰省した際にも、古い写真の束に手を止めてしまい、一枚も処分できずに母に託して帰ってきました。実はそこから進んでいないんです。
では、「写真」はどうすれば捨てられるのでしょう?

写真を手放すために、心の整理をする
写真は、過去の一瞬を閉じ込めた大切な記録です。それを手放すことは、「過去の自分や家族の時間」を捨ててしまうような気がしてしまうのです。
でも、最近ある本でこんな言葉を見つけました。
「思い出は、モノの中ではなく、あなたの心の中にある」
この言葉を読んだとき、私は少しだけ肩の力が抜けました。写真をすべて捨てる必要はないけれど、「取っておく基準」を自分の中にしっかり持つことが大切なんだと感じました。
たとえば、こんな風に分けてみようかと思っています。
-
本当に残したいベストショットだけをアルバムにする
-
家族で一緒に見る「思い出共有箱」を作る
-
どうしても捨てきれないけど、見ることもない写真はデジタル化
-
ブレていたり、誰も写っていない風景写真などは手放す
思い出を丁寧に「選ぶ」ことは、過去を大切にすることに繋がります。

写真を通じて、未来を見つめ直す
写真を見ていると、懐かしい気持ちや温かい記憶がよみがえります。でも、写真を大量に持ちすぎることで、「過去」に囚われてしまうこともあります。
「今の暮らしをもっと心地よくしたい」「軽やかに、次のステージに進みたい」
そんな思いがあるなら、やっぱり思い出のモノたちを見直すタイミングが今かも・・
思い出は、捨てたからといって、心の中から消えることはないですよね。
少しずつ、自分のペースでいいのです。
断捨離は、モノを減らすことだけが目的ではなく、心の中にスペースを作る、そんなプロセスでもありそうです。焦らずに心と空間の断捨離を進めていこうと思います。
思い出と丁寧に向き合いながら、軽やかな暮らしを目指していきたいですね。
今日もありがとうございました♪
