
「老いの才覚」曽野綾子著書
最近は、特に母の物忘れや弱気な姿勢がずっと気がかりで、この本を手に取ったきっかけも、母に重ねながら自分のことも考えたかったからです。
実際、母を元気づけながら読む中で、自分自身にも参考になる部分がたくさんあって、「あぁ、こういう考え方でいいんだ」と励まされました。
老いに向き合うのは母だけではなく、私自身にも訪れること。
母を見守ることと、自分のこれからを準備すること、その両方を後押ししてくれた一冊でした。
「できない自分」を受け入れる勇気
本の中で印象に残ったのは、「昔できたことができなくなるのは当たり前」という言葉。
私はつい「まだ大丈夫!」と無理してしまうことがありますが、年齢を重ねるごとに体や心の変化があるのは自然なこと。
できなくなった自分を恥じるのではなく、受け入れて生きる。
これは私自身にも必要な才覚だと感じました。
老いの基本は「自立」と「自律」
曽野さんは、老いの基本は自分で立つ「自立」と、自分を律する「自律」だと語っています。
誰かに頼ることを否定するのではなく、まずは自分でできることを続ける。
そして、自分の心や行動を整えていく。
このバランスこそが、穏やかに歳を重ねる土台になるのだと深く共感しました。
頼ることも、老いの知恵
一方で、曽野さんは「人に迷惑をかけることを恐れすぎない」とも書いています。
助けてもらうことは恥ずかしいことではなく、むしろ人と人のつながりを深めるきっかけ。
私も普段は「自分でやらなきゃ!」と思いがちですが、頼ることも人生の一部なんですよね。
精神のおしゃれとユーモア
そして心に残ったのが、いくつになっても「精神のおしゃれ」を忘れないという事。
外見だけではなく、考え方や心の持ち方を美しく保つこと。
さらに、孤独と向き合いながら、人生を面白がるコツを持つことも欠かせないと感じました。
どんな状況にあっても、笑いや小さな楽しみを見つける心があれば、孤独もただの寂しさではなく、自分らしい時間に変わるのだと思います。
そのためには、人生のいろんな出来事を受け入れながらも、吹き飛ばすくらいのユーモアのストックを沢山作りたいものです。
落ち込む日や弱気になる瞬間もあるけれど、「まぁ、なんとかなる!」と笑い飛ばせる心の余裕こそ、老いを楽しむ才覚なのかもしれません。
60歳からの挑戦に重ねて
ちょうど私も60歳を迎えたばかり。
この本を読んで、「老いは避けるものじゃなく、味わうもの」と思えたのは、大きな収穫でした。
これから先、できなくなることも増えていくはず。でも、そのたびに「今できること」に目を向けて、前に進んでいきたいです。
まとめ
「老いの才覚」曽野綾子著書
母の姿を思いながらも、自分のこれからを考えるきっかけになったこの本。
きっと誰にとっても、明日からの心の支えになるヒントがあると思います。
自立と自律を忘れずに、精神のおしゃれとユーモアを大切にしながら。
そして孤独ともうまく付き合い、人生を面白がるコツを見つけて、たくましく生きていきたいなぁと....
私もこれから、母と一緒に老いを受け入れつつ、自分の挑戦を続けていきたいと思います。
今日も読んで下さりありがとうございました♪
