
今日はあっという間に過ぎた一日でした。
午前中は、いつもの「冷蔵庫チェック&片付け」からスタート。
母は“もったいない精神”が強く、食材をどんどん奥にしまい込んでしまう癖がすっかり定着しています。
豆腐、納豆、酢の物…
同じものが気づけば3つ4つと増えていて、引き出してみるたびに私もため息まじり。
賞味期限が切れているものを見つけて声をかけると、
「食べる気がしなかったの…」と肩を落とし、しゅんとした表情になる母。
責めているつもりはなくても、言葉のタイミングや伝え方次第で母の気持ちは沈んでしまう。ここがいつも悩ましいところです。
母の本音には、
・寂しさ
・できないことが増えてきた葛藤
・これまで感じなかった倦怠感
・いつもの家事が面倒に感じる戸惑い
・体の変化への不安
こういう感情がいくつも混ざっているのが、そばにいると伝わってきます。
最近は、睡眠リズムの乱れも気になります。
夜に眠れないから昼寝が長くなり、その昼寝のせいでまた夜眠れない――そんな悪循環にはまりつつあるようです。
そして毎回のように小さくつぶやくのが、
「近くに住んでくれたら、どんなにいいかねぇ…」
イベントや来客など“役割”や“用事”がある日は気合いも入り元気になるのに、何もない日は気力も食欲も落ちてしまう。日常の空白に、心細さがにじみます。
午前中の片付けを終えたあとは、気分転換も兼ねて買い物へ。
母の洋服を一緒に選びながら、「この色は似合うかな?」「こっちは動きやすそうだね」と話しているうちに、表情も少しやわらぎました。
お昼ごはんは、久しぶりの佐野ラーメン。
あっさりしているのに旨みがあって、スープをすくうたびホッとする味。母もぺろりと完食して、私もひと安心。
夜は、テレビをつけながら他愛もない話をしたり、温泉旅行の話題で盛り上がったり。
「今度はどこに行こうか」「あのお宿はごはんがよかったよね」と話しているときの母は、表情も声色もふっと若返ります。
母と過ごす時間は、穏やかで温かい瞬間もあれば、胸がぎゅっとなる瞬間もあります。
元気そうに笑っていても、その奥にある寂しさや不安を感じ取ってしまうときもあって、「もっとそばにいてあげたい」と思う自分と、「今の生活も守らなきゃ」と思う自分の間で、気持ちはいつも揺れています。
できるだけ明るい話題を選んで、笑い合える時間を増やしたい。
でも、全部を受け止めようとすると、自分の心も波立つ――そんな複雑な想いを抱えながらの一日でした。
今日も読んで下さりありがとうございました♪